1月4日 ハルト
マキシバースデーアイテム:キャラスタンプ(ハルトTG/「感謝するぞ!」)

ハルト「チェスボクシングを知っているか?」

グリムハルト「……は?イキナリなんなの?」

ハルト「フ、全く異なるベクトルの種目を互いに行うというユニークな競技方法だ」

ハルト「テーブルゲームが得意なこの俺と、格闘ゲームとやらが得意なお前が戦うのに、実にうってつけだとは思わんか?」

グリムハルト「え、それはチェスと格ゲーを交互にやろうってこと?うわ、超めんどくさいんですけど」

グリムハルト「大体なんでわざわざ戦わなきゃいけないの?イミフ」

ハルト「なん……だと……? 貴様らエボルグリムはオリジナルたる我々と優劣を競いがっているのではないのか!?」

グリムハルト「いや、僕そういうの別にいいんで……」

ハルト「なぜだぁっ!!己が写し身との身を削るような駆け引き、誰もが望む展開ではないか!!」

グリムハルト「あぁ、もう分かったってば……!」

ハルト「ようし! ではルールだが、一方の種目を始め、一定時間が経過したら進行を中断し、もう一方を開始する」

ハルト「チェス時のチェックメイト、もしくは格闘ゲームのノックアウトをもって試合の決着とする」

ハルト「どちらから始めるかは、お前に選ばせてやろう」

グリムハルト「じゃあ格ゲーからで……。 一応聞いておくけど、格ゲーやったことは……」

ハルト「フッ、先ほどマニュアルを読んだ!」

グリムハルト「あぁ、そう……」

『ラウンド1 ファイッ!』

『K.O.!!』

ハルト「な…………」

グリムハルト「…………」

ハルト「なんなんだ今のは!!何もしない間に終わったぞ!」

グリムハルト「まぁ、こうなるよねぇ」

ハルト「もう一戦、もう一戦だ!今度はチェスからだ!」

グリムハルト「いや、僕が持ち時間でチェスサイド終わらせたら結局一緒でしょ」

ハルト「ぬがぁっ!そんな盲点があったとは……!」

ハルト「ぬぅぅ、こういうのは同等の能力を持った両者が、一進一退の闘いを繰り広げるという展開になるのではないのか!?」

グリムハルト「えっと、バカなのかな……」
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