◯初の冬の部
YAMANOBORIと言えば、開催されるのは夏。
暑い日差しが照りつける中マウンテンまで歩き、そこで激闘を繰り広げるのは通例でした。
しかし、2014年の夏は、主催者ローリーさんが仕事の都合で参加できなくなり、また、誰が出るんだ状態で当日を迎え、結果的には僕となつびさんの二人で挑むことになったわけです。(詳しくは、前回のYAMANOBORIのレポートを見てね!)
その後、ローリーさんのリベンジしたい気持ちと、冬・春限定で頼める「甘口いちごスパ」を食べてみたいという希望により、この度「YAMANOBORI2014 冬の部」が開催されることになったのであります。
今回、僕はいろいろとドタバタしてたので参加できるか少し微妙でしたが、当日は予定を開けることに成功したので、無事参加することとなりました。僕も、甘口スパを数々撃破してきているので、限定の甘口スパが(悪い意味で)どれくらいなものかを確かめてみたい、という気持ちもありましたので。
ある意味、犯されていますね。マウンテンに。
◯そろそろ徹夜はきついかもしれない20代
例年、高速バスで名古屋に向かっています。往復で6000円、リーズナブルです。
11時集合に間に合うためには、早朝の一番早いバスである午前6時のやつに乗らないといけません。
そこで、毎年毎年前日から寝ないで朝まで待ち、そこからバスへ乗車するのが僕のスタイルになりつつあります。
なんとか耐え切ってバスのりばへいったわけです。既に眠いわけですが。
冬に乗るバスは初めて。暗い。
バスは窓際にしてるんですが、この日はかなりの乗車率(夏はそうでもないことが多い)ので、既に通路側に人が居て微妙に窓際に座りにくかったです。
が、座ってしまえばあとはもう自分の世界です。ipodを聴きながらようやくご待望の睡眠にはいるわけです。
今回はなんかめちゃくちゃすっきり寝れました、といいますか。気がつけば休憩のPA、気がつけば小牧ジャンクションのあたり、気がつけば都心高速と、なんかこう、寝れていた感じがあります。
そういうわけで、あっという間の二時間を過ごして名古屋に到着したわけでございます。
◯半年でいろいろ変わるんですね
名鉄バスセンターに降り立ったのが9時過ぎ。集合時間にはまだ一時間ほどの余裕がありましたが、今回はまっすぐ八事日赤駅へ向かうことにしました。
と言っても、本当にまっすぐ向かうと時間が余裕すぎるので少し遠回りをしつつ向かいました。桜通線使ってみたりとか。
そして、八事日赤に到着し、遠目に誰が居るかを確認しながら改札を通ったのですが。
我々の憩いの場(という感じになっていたはず)の集合場所は、売店設置工事のためふさがっておりました。
申し訳ない程度のコインロッカーが虚しい感じですね。
とりあえず、トイレ前の椅子に座ってしばらくスマブラをやりつつ待ち合わせ開始。すると、開始してすぐにツブテさんがやってきました。ツブテさんといえば、近頃は凄腕提督として指揮しているとのウワサ。同じ提督業を営む身としては、こちらも見習いたいところでもあります。
挨拶も軽く済ませ、2人でそれぞれの時間つぶしをしながらさらに待ち合わせをしていると、スッ、と我々の前に、静かにローリーさんが来ました。
その直後、ツブテさんとローリーさんで意味深な会話が繰り広げられたわけです。ドーモ。(実は詳しく知らない)
ローリーさんからお土産が渡され(雷神ガーみたいなご当地ヒーローでした)、自然とお土産交換になるという身を任せるスタイル。そしてそこで、僕からローリーさんへ渡されるアルクマストラップ(かれこれ4年越しに渡せました)。次回もジャスティスなアルクマグッツがあればいいですね。
お土産交換も終わり、3人で談笑しつつ待ち合わせをしていると、続々と参戦メンバーが、自然な流れで合流するというこのオフでないと味わえない合流感がありますね。
そういうわけで、今回は僕とローリーさんとツブテさん、そしてなつびさん、ひろにいさん、民勲さんの計6名でYAMANOBORIを行うことになりました。
出発前に民勲さんの粋な計らいで簡単な自己紹介をすることになったんですが、意外とこれが難しい。なんか意味不明な一言言ってたと思います。
事前に決めておくべきでしょうか、えぇ。
◯机の上に広がる夢世界
6人でぞろぞろと、いつもの道を歩くわけですが、夏の時とはまた違った感じがあり(きっと寒かったからだと思います)、新鮮な感じがしました。
途中、マウンテンへ行く道を微妙に忘れてしまったり(マウンテンでの激闘は道中の記憶を無くすほどの勢いです)、明らかに空きがある駐車場が「満車」表示をしていたりと、到着する前から怪しい雰囲気があったと思います。空も暗かったですね。
今回も無事にこの看板へたどり着きました。そして早速行われる写真撮影会。
果たして、店の看板をこんなにも撮影される喫茶店があるでしょうか。そしてついでに、店先のサボテンも撮影されてしまうのでした。
店の混み具合は、夏と比べれば雲泥の差とも言うくらい空いてました。確かに店内は埋まっている感じではありましたが、外に並ぶほどの行列もなく、入った時にはちょうど待ちもなく、もしかしたら夏の2人で行ったときの時間を更新してたんじゃないか、くらいの早さで6人テーブル用意されました。早かったですね、ほんと。
それぞれのポジションに着席したところで、初めて見る顔のおばちゃんがメニューをもってきたのですが、ここでおばちゃんがバララァッとメニューを投げてしまい、そのままテーブル端まで滑ってしまうという大胆な行為が発生してしまうのです。
何度もマウンテンに来ていますが、こんなことは初めてで一瞬時が止まっていたと思います。おばちゃんはすぐに謝っていましたけど。
この「メニューカーリング」、今後の注目スポーツになりそうなので要チェックですよ。
さて、いよいよメニューを選んで注文するわけですが。
今回は、やはり「甘口いちごスパ」を食べるしか無い、と思っていたので僕はそれを頼むことにしていたのですが、甘口スパ系は何が怖いかというと、救いメニューが無いと食べ進めるのがきついのでは?ということ。メロンスパとかはこれで結構きつい感じありましたので、今回は救いメニューとして以前食べた「ウィンナースパ」を追加で用意、さらに飲み物として「巨峰スカッシュ」も頼んでおき、これで3品ということになりました。
そして他では、「チョコスパ」なる甘口スパっぽそうだけどなんかいけそうじゃない?というネーミングのスパが話題となり、また、山の神ことひろにいさんは今回もちょちょいっと大掛かりなメニューを頼んでました。僕結構逃げ気味なメニュー選択でしたが、ひろにいさんやっぱりすごいなぁなんてこの時思ってました。
メニューが決まり、パパっと注文してあとは品が来るのを待つだけとなったわけですが、今年はえらい元気な感じでした。例年は品が来るまでお通夜状態になるのがほとんどでしたが、今回はそんな雰囲気もなく、いろいろと盛り上がっていた感じです。
これはきっと、皆心のなかで「今回は余裕だろう」という気持ちがあったのだと思います。両自体はかなりありましたが、そこまでのゲテモノはないだろう、とか、そういう感じで考えていたのかなぁと。
これが後に影響を与えるとは多分この時誰も考えてなかったんだと思います。
まずやってきたのは飲み物。
「巨峰スカッシュ」と「しょうこ」ですね。
しょうこは、なつびさんの注文。これは以前頼んでからなつびさんがドはまりしているドリンクで、かなりウマいとのウワサです。
なつびさんが一目みた時に「縮んだ?」と言ってましたが、実は縮んでなかったということは後々判明します。
僕の注文した「ウィンナースパ」。
これ、うまいんですよ。ウィンナーがジューシーです。おすすめ。
次に、今回のメイン料理とも言える「甘口いちごスパ」。
赤い!そしていちごスパといいつつも添えられるキウイフルーツ。けど、見た目のインパクトは今までの甘口スパとくらべても優し目ですがどうなんでしょうか・・。
ひろにいさん注文の「ライス」。ライスです。マウンテンで至って普通の白米です。
なんでライスなのかなぁと思ったのですが、どうやら誰かの誕生日記念らしいです。お米が好きなキャラって珍しい気がします。ビタミンミネラル食物繊維!!
さらに、ひろにいさんの注文で「焼肉丼」登場。
すごいボリュームだ、全員が一回身を引いていたと思います。それくらいの肉肉しいボリューム。
けどうまそうなんですよね、見た目。しかもこれで700円ですからね。すごいですよね、いろいろと。
今回のYAMAでの2番人気、「チョコスパ」。
正確には「きしめん風チョコスパ」らしいです。見た目は完全にチョコ、といいますか、いちごスパよりもさらにわかりやすい感じですね。
今年は何故かみんな頼み気味なんですよね。
というわけでこちらは「黒いチャーハン」。なつびさんがリベンジしたいとのことで急遽注文されたメニュー。
黒いですねいろいろと。
あまりにも頼みすぎて机に載り切らない数々の挑戦者たち。
これは激闘を予感させますね。僕のいちごスパも、ひざ上にありました。
こうして各自のメニューが揃ったところで、いよいよ戦いが始まるわけですが。
とりあえず、机の上を片付けないといけないので、ひざ上のいちごスパから取り掛かることにしました。
甘口スパは、時間が経つと冷めてしまってヤバイものがさらにヤバイものに変化するので時間との闘いなのです。
恐る恐る一口目をぱくりと食べるわけですが・・、これが意外にもイケる、むしろうまいという感でした。
ローリーさんと同じペースで食べながら2人で「これはうまい」「1000円でいちごのスイーツ食べてるみたい」などと意外な高評価をしつつも食べ進めてしまい。
あっという間に完食してしまいました。歴代甘口スパの中でも最短KOではないかと。
冗談みたいな話ですが、いちごスパはほんとうに美味しいです。もしこれから甘口スパに挑もうとお考えの皆様、是非このいちごスパを食べてください。本当にオススメでございます。
その後、ウィンナースパにとりかかったのですがいちごスパがあまりにもふつーに食えてしまったので、わざわざこれを頼む必要がなくなってました。
結局、意味もなく腹を膨らませてしまったのです。これは失敗でした・・。けどおいしいです、はい。
その後、各地で闘いが繰り広げられます。
チョコスパは、3人が挑んでたのですが意外にも苦戦。どうやら麺が固めで、噛むことで満腹中枢を刺激されてしまうようでした。僕も少し食べましたが、これは確かに固い。いちごスパとはぜんぜん違う固さにびっくりしました。食えなくはない味なのですが、これで苦戦している感じありました。
また、ひろにいさんはチョコスパに加え焼肉丼とライスも処理していたのですが、なかなか食がす進まない状態になっており、かなり厳しそうでした。
しかし、この段階ではまだゆっくり進んでいたので大丈夫かな?と思っていました。
チョコスパもなんとか食べられてしまったわけですが、ここでひろにいさんがかなりピンチ。
いわゆる「身体が食べ物を受け付けない状態」になってしまったようで、焼肉丼とライスが入らない状態でした。
暗雲たちこめたように感じましたが・・意外と今年は皆さん元気で、積極的にヘルプしてたと思います。僕も、結構苦しかったですがヘルプ回りました。焼肉丼おいしいですねマジで。
みんなの協力もあり、徐々に量は減りまして。
完 食
すべての闘いが終わったのでありました。(黒いチャーハンは見た目アレだったので遠慮してしまいましたが、こちらもなんとか勝ったようでした)
食べ終わって、いつもならすぐにでも店を出ないと行けない状況になるのですがこの日は団体さんが来るわけでもなく、比較的ゆっくり休憩できてた感じです。(15分位は談笑してた感じです)
こうして胃袋を休める時間が出来るというのも、なかなかよいものです。
ある程度休んだ後、次の目的地へ向かうため我々は霊峰マウンテンを降りていったわけであります。
今回のお会計。お一人だけカード払いとはなかなかですね。
そういえば今年はしっかり見る余裕が無いくらいすんなり通されましたね。
ここをもっと見てたら、よりカオスなものが飛んできたかもしれません。
・・これはアレでしょうか。何かの挑戦状でしょうか。
果たして、マウンテンで食事をしてこのコマをしっかり回せる人は居るのでしょうか。
◯練習しに行こう
さて、マウンテンでの激闘を終えた我々はいつものごとく栄のカラオケ店を目指して移動するわけですが、例年元気な僕も徹夜明けだったのもかなりうとうと来てたと思います。
そのせいなのかはたまたそうではないのか、栄の駅から地上に出るとき何故かお茶の香りがしていたと思います。なんなんですかね、あれ。
いつもの観覧車。
カラオケ店では、数年前(多分2年位前)と同じ部屋(のようなところ)へ案内され、謎の既視感で満杯になるのでした。
そして、皆さんカラオケをしまくるわけです。ネタ曲が混ざったり熱いアニソンが流れたり演歌になったり、はむたろうがしねと言われたりいろいろありました。
一方私は、寝てました。半分以上。眠かったのもありましたけどカラオケで歌えないのもあったのでもうとりあえずおとなしくしてようと思ってました。はい。
クズですね、えぇ。
とりあえず、次回までには何か歌えるようにしておきます。
最後はいつものごとく。超スローテンポでお送りしました。
◯同じ油でも違うものは違う
カラオケを終えた我々は、お夕飯へ向かうため栄の街を歩きます。
そして、着いたのは「らむちぃ」というお店。どうやらローリーさんが過去に一度来ているようでかなり久しぶりに食べに来たようです。
そして、ここでは何を食べたかと言いますと。
味噌カツです!すげぇぞこの量!(特ですので)。
そしてひとくち食べてわかるこのおいしさ・・!伊達にいちごスパ2皿分かかってないですねこれ。
昼にアレだけ食べたのにもかかわらず、ぺろりと行けてしまいました。ほんとに美味しかったです。美味しいものを食べると心が落ち着きますね。マウンテンの料理も決して美味しくないわけではないのですが、あちらと比べると心の持ちようは全く違います。
食べ終わった後、しばらくは次回YAMANOBORIのプランとか甘口スパ攻略法とかをみんなで語り合ってたと思います。思えば、なんと病気的な会話なのでしょうか。端から見たら謎すぎる会話でしたね。非常に楽しかったですが。またやりましょう。
◯そしてそれぞれの日常へ
こうして夕食を終えた我々は、それぞれの帰路へ着いていきます。
ツブテさんは栄に宿泊されていたので、そこで別れ、また僕も、名鉄バスセンターで皆さんと別れました。
こういうのって別れるの地味につらいんですよね。けど別れないとどうしようもないわけですが。
名鉄バスセンターでは少し時間があったのでうとうとしながらバスを待ち、時間通りにバスは来てそれに乗車し、長野へと戻っていったわけです。
道中寝たりツイッター覗いたりと、まさに現代人の動きをしまくりながら時間を潰してたわけです。スマートフォン恐ろしいですね。
また、これとは別に恐ろしいのが、家に着いた時にふと「またいちごスパ食べたいなぁ」と思っていたことです。今までは1週間位空かないとまたマウンテンに行くという気持ちすら出てこないのですが、今回は最短記録で気持ち出てきました。それほどまでにいちごスパが僕に与えた衝撃はデカイと言うわけです。恐ろしいですね。
余談ですが、この翌日は別要件のオフ会がありましたが、そこでも麺類をヘルプしました。しかも結構な量でした。
フードファイターマサリオさんの次回作にご期待ください。
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